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Duke Nukem について

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只今 Gearbox Software では Duke Nukem Forever のアンケートを実施中。

Duke Nukem とは...

Duke Nukem 1991 年に発売された 2D 横スクロールのシューティングゲームが元祖。その後続編が 1993 年に発売された。そして 1996 年のシリーズ 3 作目として登場した Duke Nukem 3D (以降 Duke3D) は、FPS ゲームの歴史に名を残す名作となった。

開発元は 3D Realms という古参デベロッパの 1 つ。Duke Nukem シリーズで大いに名を馳せた。Duke Nukem を題材としたコンシューマゲームも多数リリースしている。PC 向けにも Manhattan Project という初代 2 作品を彷彿させる横スクロールシューティングゲームを 2002 年にリリースしている。

Duke Nukem のキャラクター像は、Arnold Schwarzenegger を彷彿させる。マッチョな肉体に、赤のタンクトップ、金髪の刈り上げ頭、黒のサングラスというのが Duke のユニフォームだ。自信たっぷりにエイリアン共を挑発し、ビッチ共を誘惑する。放送禁止用語を炸裂させながらエイリアンに立ち向かって行く姿は漢である。Duke を前にして濡れない女はいない... そう、Duke Nukem は最高に cool なヒーローなのだ。

さてそんな Duke Nukem が大活躍する Duke3D の続編は大いに期待された。Duke3D は、かなり手の込んだゲームであった。当時の FPS は高さの概念が限定的であったにも関わらず、疑似 3D とは思えない立体的な仕掛けがこれでもかと詰め込まれていた。またマップ上のオブジェクトにはいちいち干渉可能で、蛇口をひねれば水が出るし、公衆電話からは音が聞こえ、便所の前に立つと Duke が用を足す。ビリヤード台の球は、物理エンジンのない時代にやたらと 1 つ 1 つちゃんとぶつかり合い、ついつい遊んでしまう。また、Duke3D の世界に花を添えるビッチ共は、チップを払えば時に露な姿を晒してくれるのでオカズに困る事もない。何より、Duke はよくしゃべる。Duke Nukem 語録が生まれる程に、彼の発する一言一言は痛烈愉快だ。そんな Duke3D のファンに対して、3D Realms は 1997 年に続編の開発を発表した。Duke Nukem Forever である。

その後、順調に開発が続いていると思いきや、突如、3D エンジンをより新しいものにしてフルスクラッチを発表するなど、3D Realms の匠のこだわりを感じさせるプロモーションが続いた。これと同時に 当時公開されたトレーラーのフレーズ “When it's done.” は Duke Nukem の代名詞となる。しかし、そんな理想の追及者に資金を提供し続ける販売元もなく、次第に 3D Realms は資金難になる。そして、恐れていた事態、倒産。PC ゲーム業界の冷え込みと共に、古き良き時代の FPS は姿を消していた。そんな中で、Duke Nukem Forever は最後の希望となりつつあった中での倒産であった。Forever is over であった。

しかし、再び希望の光がさす。Half-Life の拡張パック等を手がけた Gearbox Software が Duke Nukem Forever のリソースを引き継ぎ、開発を表明したのだ。2010 年 9 月、紆余曲折の末、ついにファンが待ち焦がれていた続編 Duke Nukem Forever の発売が決定した。

2011年 6 月、Duke Nukem Forever が日の目を見た。日の目を見たがその姿に多くが失望の声を発し、そのブランドは地に堕ちた...

ん、果たしてそうだろうか。Duke Nukem らしさは最新作でも健在だ。Duke Nukem Forever に求めたものはファンそれぞれで違うだろう。しかし Duke Nukem のブランドは今なお健在だと感じたファンもいるはずだ。ここはそんな少数派の集う場所... Rest in pieces.